骨折の症状や原因、治療法について

骨折というのは、骨が損傷を受けた状態の総称です。

骨折の種類は多く、損傷の程度などで骨折の種類が変わります。
人間であれば骨折までに至らない衝撃でも、犬にとってはとても大きな衝撃で、骨折することが多々あります。例えば、高さ10センチほどの高さから落ちてしまった場合でも骨折することがあるのです。大型犬よりも小型犬の方が骨折することが多く、骨の丈夫さや太さも関係しています。

太くて強い骨であれば衝撃にも強いですが、細い骨はやはり衝撃には弱いのです。小型犬であれば、抱っこをして散歩ということもあるかもしれません。
しかし、この「抱っこ」が骨折を招くこともあるのです。抱っこの高さから地面に飛び降りて衝撃があった場合、亀裂が入ったり骨がもろくなることもあります。
こうした損傷も骨折になるため、実は飼い主が起因の骨折が多いのです。
自分の行動が愛犬にとってケガの元になっていないかを考えてあげることもとても大切なことなのです。

【症状】

足をかばう様子や引きずる様子あり。歩き方もよく観察を

骨折が起きると、損傷があった骨の周りが腫れて、痛みや熱を持ちます。そのため、足をかばうような感じになったり、足を引きずることもあります。
折れた足をかばうように歩くようになるため、飼い主は歩き方もおかしいと感じるでしょう。

こうした症状が見られた時には、受診をしレントゲンなどの診察を受けましょう。足の骨だけの骨折であれば、歩き方の異変や足を引きずるなど主に足の異変が多いですが、脊髄を骨折すると、神経麻痺や排泄障害が起こります。この場合は急ぎでの受診が必要です。
痛みや熱をもつなど、犬にとってはストレスとなる症状が多く、痛み故に運動や散歩をしたがらなくなることもあります。
特に小型犬は骨折しやすいので、歩き方の異変や運動量の低下が見られたらなるべく早く受診するようにしましょう。

時間が経ってしまうと、回復が遅くなるので異常に気づいたらすぐに処置することが大切です。

【原因】

高いところからの落下が一番の原因。飼い主の抱っこも注意して

骨折には様々な原因があります。多くは交通事故や他の犬とのケンカ、高いところからの落下などで強い衝撃を受けることが一番の原因です。その中でも特に多いのが、高いところからの落下です。

小型犬は、飼い主の抱っこから地面へ飛び降りた時や、自宅内の階段からの落下でも骨折することもあります。さらに、肥満やその他の疾患も骨折の原因となることがあります。
飼い主は骨折に繋がりそうな持病を持っていないかということも理解しておくことが必要です。

【薬・治療】

骨がくっつくまで固定するのが第一。程度が軽ければ固定で治癒

程度や骨折部位、犬の年齢や体重などにより優先する治療や治療方法は異なりますが、一般的には骨折した骨を正常な位置に戻し、骨が再生しくっつくまで固定します。程度が軽ければ固定のみで治癒します。

固定の種類も程度や年齢に合わせて、ギプスやピン、針金などを用います。人間よりも動きが活発なため、がっちりとした固定と庵生が治癒を助ける大きな鍵となります。固定がズレてしまうと炎症や感染なども起こりやすくなるため、固定後も様子観察をしっかりと行いましょう。

【予防策】

飼い主起因の事故を未然に防ぐリードとしつけ。人も犬も意識改革

交通事故や高いところからの飛び降りが骨折の大きな要因となっています。
リードを繋いで散歩をする、犬だけが走っていかないように普段からしつけておくことで事故を未然に防ぐことが一番の予防です。

室内飼いの場合、リードが嫌いで散歩は抱っこということもあるかもしれません。しかし、犬がびっくりした時には飼い主の腕から飛び降りてしまうこともあります。
室内飼いであってもリードに慣れさせておき、散歩の時はリードを使うことを当たり前だと覚えさせることも大切です。
また、骨が弱いと小さな衝撃でも損傷を受けやすくなるため、食事と運動の管理で、丈夫な骨を作ることも大切です。

「骨折」になりやすい犬種

  • チワワ
  • ダックスフンド
  • ヨークシャテリア
  • トイプードル
  • ペキニーズ