扁平上皮がんの症状や原因、治療法について

人間にある病気の多くは猫や犬にもあります。

犬の病気の一つである扁平上皮がんとはどのようなものなのでしょうか。
扁平上皮がんとはその名の通り、扁平上皮ががん化した状態を指します。ちなみに扁平上皮は体の表面の最上部にあります。
皮膚が存在しているところであれば、どこにでも発症する可能性がありますが、犬の場合には、鼻腔や副鼻腔、口腔内、肺、爪、股間に多く発生すると言われています。

【症状】

症状については、発症した場所により異なりますが、口腔内の場合には、舌や歯肉にただれや潰瘍が見られます。

それも数ヶ月という期間ではなく数週間という非常に短期間のうちにあらわれるのが特徴です。小型犬には少なく、中型犬・大型犬に多いと言われています。

また、鼻腔・副鼻腔に発生した場合には、鼻からの出血、鼻汁、がんが大きくなることによる顔面の変形や眼球突出、呼吸困難などがあります。
口腔内に発生する場合とは異なり、ある程度の期間をかけてゆっくりと増殖するという特徴があります。
なお、鼻腔の前方に腫瘍が発生した場合には、その3割程度は脳へ転移すると言われています。

肺に発生した場合には、咳や呼吸困難、喀血などが見られますし、爪周囲に発生した場合には腫れや潰瘍などが見られるようになります。

【原因】

紫外線の影響やタバコや化学薬品、スモッグなど。

原因としては、紫外線の影響やタバコや化学薬品、スモッグなどを日常的に浴びていることが
何らかの影響を与えているのではないかとされていますが、原因を特定することが出来ない場合も少なくはありません。
【薬・治療】

治療法は、人間のがん治療と同様、外科手術によってがん細胞を取り除く方法、抗がん剤などを使用した薬物療法、化学療法などがあります。

外科手術では、がん細胞のあるところだけではなく、転移の可能性もあるため、広範囲を切除することになります。
ただし、発生した場所によっては手術を行っても転移する可能性が非常に高く、それほど長くは生きることが出来ないために、QOLを尊重した治療法が選ばれることもあります。

治療は、早ければ早いほどその効果はあります。
些細な変化を見逃さないためには、日常的に愛犬の体を触るなどする必要があるでしょう。
腫瘍には、良性と悪性がありますが、それを体の外側から見極めることは出来ません。気になる場合には、早めに獣医に相談するようにしましょう。
また、治療については、どのような事を望むのかによって変わってきますので、しっかりと話し合うことが大切です。

「扁平上皮がん」になりやすい犬種

  • ロットワイラー
  • シュナウザー
  • ボースロン
  • ブリアード
  • ミニチュアプードル